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近日点通過と遠日点通過†
- 惑星の軌道は楕円形ですから、太陽にもっとも近づく近日点ともっとも遠ざかる遠日点が存在します。これらの点を通る瞬間が近日点通過と遠日点通過です。
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近日点通過と遠日点通過は大きく変化する?†
- これらは地球の公転軌道上の各点を通過する時刻ですから、二十四節気と同様にあまり変化しないと思われがちです。しかし、実際に調べると、数日レベルで変化をしていることがわかります。
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- これは二十四節気のように近日点や遠日点を太陽黄経で定義せず、地球−太陽間の距離が最小・最大になるときを通過時刻としているためです。
- 地球の側には月があり、地球と月はむしろ一体となって太陽の周りを公転しています。このため、仮に地球と月の重心が理想的な楕円軌道を描いていたとしても、地球と月の位置関係によって地球−太陽間の距離は変わってしまいます。
- たとえば、2012年や2014年は上弦の前後ですから、月は太陽から遠い方へ地球は太陽に近い方へ移動していくため、地球の近日点通過は地球−月重心の近日点通過よりも遅くなります。
- 逆に、2013年や2016年は下弦の前後ですから、月は太陽に近い方へ地球は太陽から遠い方へ移動していくため、地球の近日点通過は地球−月重心の近日点通過よりも早くなります。
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Last-modified: 2020-05-27 (水) 21:32:42